摂動トレーニングによる 新たな姿勢制御リハビリテーション

臨床コンセプト

BalanceTutor(バランスチューター)は、高度な4D摂動技術を搭載したトレッドミルシステムであり、患者のモチベーション向上につながるゲームソフトを使ったユニークなリハビリテーションシステムです。BalanceTutorは任意の摂動を与えることで、”足を滑らすこと”や”つまずき”などの姿勢動揺を作りだすことができます。プラットフォームが前後左右方向に稼働するその高度な独自技術により、セラピストによって治療部位ごとにカスタマイズすることができ、患者の立位、歩行、走行時に反応的姿勢制御の練習/訓練を可能にします。これにより理学療法の適応が広がり、より多くの方に摂動トレーニングによる新たな姿勢制御リハビリテーションを提供いたします。

目標とする臨床上の使用目的 ・ 特 徴

臨床研究結果

姿勢動揺とは何ですか?
姿勢動揺とは、体の姿勢を平衡状態から不安定状態とする急激な変化を指します。〈大辞林 第三版〉より引用 摂動=ある物体に働く力の作用のうち、主要な力に対して、付加的な小さな力の作用をいう。
反応的姿勢制御とは何ですか?
反応的姿勢制御とは予期せぬことによって引き起こされる「反射のような」反応を指します。バランスを維持するための体位摂動は、例えば足を滑らす、またはつまずきの後の代償的なステップの練習を通して改善することができます。
従来の身体の機能回復訓練に欠けているものは何ですか?
従来からの身体の機能回復訓練は、主に能動的な訓練(自発的運動)に基づいています。一方臨床研究では、能動的な訓練に加えて、反射的な訓練を行う必要性が認められています。BalanceTutorは、安全に高度な治療法のカスタマイズを行える為、能動的な訓練に加えて、反応的姿勢制御の訓練を行うことを可能にしました。
BalanceTutorは、なぜ理学療法的リハビリテーションの現場をリードしているのですか?
このシステム独自の技術により、立位時、または歩行中に姿勢制御に必要な反応的姿勢制御のトレーニングをすることができるからです。これは従来のリハビリテーションでは行われていません。このシステムは従来の能動的なトレーニングと共に反応的姿勢制御のトレーニングを行うことができ、より適したリハビリテーションを可能にします。