RFIDとFeliCa比較/違い

RFIDとはRadio Frequency Identificationの略で、RFタグとリーダーライタ間で近距離無線通信によって情報をやり取りする技術のことです。
FeliCaはNFCと同じように「かざして通信できる」ことから混同されやすいですが、分類すると明確な違いがあります。さて、FeliCaを知るにはまず、NFCの概要を説明しないとなりません。

周波数帯による分類では、RFIDは大きく分けてUHF帯とHF帯に分けられます。NFCはそのHF帯の中の規格・方式のひとつです。
NFCはNear field communicationの略で、ソニーとフィリップスが共同で開発した近距離無線通信規格です。
NFCは通信方式そのものを指していますが、そのNFCをベースに、ソニーが独自開発したセキュリティ機構や通信速度などの改良を加えた、非接触ICカード技術方式の名称がFeliCaです。
つまり、NFCのなかの規格のひとつがFeliCaということになります。

身近で使用されているSuicaをはじめとする多くの交通系カードや楽天Edyなどにも使用されています。
FeliCa以外で主な名称には、ISO15693規格のTga-it(Texas Instruments)やI・CODE(NXP)やISO14443A/BのMifare(NXP)があります。
非接触ICカードも一般的には大きなくくりでRFIDと考えられます。

※「FeliCa」は、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式であり、同社所有の登録商標です。
※「Suica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「楽天Edy」は、楽天Edy株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドであり、
「楽天Edy」は楽天株式会社の登録商標です。
※その他の会社名および製品・サービス名は、それぞれを表示するためだけに引用されており、それぞれ各社の登録商標あるいは出願中の商標である場合があります。

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