RFIDとNFC比較/違い

RFIDとはRadio Frequency Identificationの略で、RFタグとリーダーライタ間で近距離無線通信によって情報をやり取りする技術のことです。
周波数帯による分類では、RFタグは大きく分けてUHF帯タグとHF帯タグに分けられます。NFCタグはそのHF帯タグの中の規格・方式のひとつです。

NFCはNear field communicationの略で、ソニーとフィリップスが共同で開発した近距離無線通信規格です。
電磁誘導方式の13.56MHzの周波数帯(HF帯)を使っているため、通信距離はおよそ10cm以下ですが、外部からの干渉を受けにくい特徴があり、この性質を利用して、交通系ICカードや電子マネーなど、高いセキュリティ性能が求められる用途に使われています。
NFCはISO/IEC 18092で規格化されています。周波数は13.56MHzを使用し、ISO/IEC 14443(Mifareなど)やFeliCaなどのすでに普及している規格の互換を持たせています。

※「FeliCa」は、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式であり、同社所有の登録商標です。
※その他の会社名および製品・サービス名は、それぞれを表示するためだけに引用されており、それぞれ各社の登録商標あるいは出願中の商標である場合があります。

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