アートの作成を通じて入院生活を楽しみ、
お友達同士をたたえ合い、
治療と向き合う「病院で過ごす子どもたち」が
主役のプロジェクトです。
主催: NPO法人 キッズアートプロジェクト
取組の詳細はこちらから
この素晴らしい取り組みにわたしたちは賛同し、
イベントで制作された子どもたちの作品を
何か形にできないかとの思いから、
当社取扱いZellaMed聴診器の膜面を制作しました。
東京小児療育病院で開催された「みどりまつり」の
イベント時のアートを採用させていただきました。
-
社会福祉法人鶴風会 東京小児療育病院
昭和39年4月に肢体不自由児施設として開設され、昭和45年9月に重症心身障害児施設を併設。現在は医療型障害児入所施設、療養介護事業所として重症心身障害児者(重症児者)の方を中心にした障害児者支援事業を行っています。
東京小児療育病院
松田光展先生
東京小児療育病院
大野由美子先生
- ZellaMed聴診器を選ばれた理由、
また診療で使用された際の子供たちの反応に
ついてお聞かせください。 -
まず目を引いたのがビビットなチューブの色です。子供たちは色に対して敏感なので、診察に効果的と感じました。
-
これまで使用してきた聴診器とは違い、チューブの色が鮮やかで、可愛い動物や乗り物が膜面に描かれていて診察する側としても気持ちが明るくなります。
-
膜面の突起※の部分については飾りか何かでこの形状で聴診できるのかな?と半信半疑でしたが、使用してみると突起部分に集音されて想像以上に聴きとり易かったです。
※ノーズポイント -
低年齢の子供たちは目が大きく描かれている物に興味を示してくれるので診察中もそちらに集中して楽しく診察を終えてくれます。
-
- これからの小児医療に
求められる事について
ご意見をお聞かせください。 -
少子化が進み子どもたちの存在価値がさらに増していく中で、我々小児科医に求められる役割、期待はますます大きくなっていくことでしょう。
-
医療の進歩により、慢性疾患、精神疾患をもつお子さんの治療とケアがますます重要になっていると感じます。子供を育てる環境は、インターネット、SNSが普及し私が子供の頃の40年前とは大きく変わりました。
-
医療のデジタル化は利便性を高め、様々なメリットを産んでいますが、こういう時代だからこそ、患者やご家族への共感、寄り添い、丁寧な説明といったソフト面への配慮が大事になってくると思います。
-
AIの活用がひろがり、40年後にはさらに違う世の中になっているでしょう。どんな時代になっても子ども達やご家族と寄り添い、支えていく小児医療であることを望んでいます。
-
特に私たち障害児医療に携わる者にとって、ご家族との良好な関係性は子どもたちの健やかな成長に直結していくように思うので、これからも大切にしていきたいです。
-
- キッズアートプロジェクトの
取り組みについて、
何かご意見があれば教えてください。 -
子どもたちの自由で楽しい発想、温かく豊かな色使いにはいつも元気や癒やしをいただいています。その生き生きとした作品からは子どもたちの秘めたパワーが感じられ、大人にはない感性に驚嘆させられることもしばしばです。見ていて嬉しくなります。子どもが主役の素敵な取組み。これからも応援しています!
-
キッズアートギャラリーに載っている作品はどれも素敵なものばかりですが、どういうお子さんが描いたのか分かるともっと輝きが増す、と思います。入院中のお子さんや家族は大変なご苦労をされてることと思います。お子さんの性格、どんなものが好きか、ご家族の想いなどが伝わるような形もあってもいいかな、と思いました。
-