RFID電波の方式や強度などは?

RFID技術における情報やりとりの方法は、「電磁結合方式」・「電磁誘導方式」・「電波方式」の3つに大別されます。

「電磁結合方式」は相互誘導方式とも呼ばれ、送信側・受信側それぞれが持つコイルに高周波を印加し、生じる相互誘導に情報を載せます。通信距離は短いですが、近距離通信のため磁気的結合が高く、耐ノイズ性に優れているのが特長です。

「電磁誘導方式」はアンテナ近傍に発生する磁界に情報を載せ、情報のやりとりを行います。通信距離が短いですが、水や金属、塵埃の影響を受けにくく、悪環境条件でも利用できるのが特長です。

「電波方式」では送信側・受信側それぞれに通信用の電波に合わせた変調器・復調器を持たせて、情報のやりとりを行います。無線LANやBluetoothなどの影響も受けやすいといった課題がありますが、電磁誘電方式と比べ通信距離が長く、多くのRFタグと一括通信できるのが特長です。

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