RFIDタグ/ICタグの価格は?

大手アパレルメーカーがRFIDタグ(ICタグ)を全商品に貼り付け、レジの無人化や生産段階から販売までのトレイサビリティを把握する正確なオペレーションをおこなった結果、業務の効率化・省力化を可能にし、商品の検品、入荷、在庫管理、棚卸、販売などに掛かる人件費のコスト削減へつながった。という、サプライチェーン改革に大きな成果をもたらしたことはご存じの方も多いと思います。

インレイタグ(樹脂フィルムの基盤にICチップとアンテナを配置したもの。インレットとも呼ばれる。)に限ってですが、約10~15年前までは1枚数10円だったRFIDタグが、アパレル業、小売業、物流業などに活用されることにより、昨今は1枚約10円ほどまで下ってきています。さらに発注枚数が1億枚を超えると1枚約5円に近づいていき、それ以上の値下げの可能性もあります。

また、経済産業省が検討し実証実験を行っている、2025年にコンビニでのRFID活用を目標とした「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」もRFIDタグの価格に変化をもたらすだろう。と注目されています。
ただし、課題もあり「RFIDタグの単価が1円以下になっていること」および「ソースタギング(メーカーが商品にRFIDタグを貼り付けること)が実現すること」を留保条件として上げています。

現状では原材料費を考えると1円以下は難しく、RFIDタグの価格(インレイタグ)は1枚2円が限界といわれていますが、更なる技術革新が今後生まれれば、現状のコスト問題を突破できる起爆剤になるかもしれません。

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