1次元/2次元コード印刷がRFIDに変わるための現状課題

個体識別の分野では、RFタグ(RFIDタグ、ICタグ、無線タグ)は1次元コード(バーコード)や2次元コード(QRコード)と比較されることが多いですが、バーコードやQRコードの強みは低コストであり印刷や印字できるエリアがあれば大量に安く個体の識別が行えます。すでに社会インフラとして整っており、商品にはバーコードがつけられ、各店舗でバーコードリーダーが普及しています。

しかし、バーコードやQRコードは一つ一つを近接距離で読み込むため、検品などの作業現場では膨大な量を捌くにはかなりの時間や人手が必要となります。また、一定の貼付エリアが必要であり、かつ破れや汚れていた場合は読み込みができない。データ量は少なくデータの書き換えができない。など色々なデメリットがあります。

RFタグには「非接触距離でも短時間で一括通信ができる」といったメリットが様々ありますが、1次元/2次元コードからの置き換えを図り普及していくためにはまだまだ高コストです。今後もコスト増に見合う付加価値を提供できることが最大の課題です。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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