RFタグのメモリ容量と種類

“RFタグ(RFIDタグ、ICタグ、電子タグ、無線タグ、非接触タグとも呼ばれる)には、個体識別を行う時に使う製造時に書き込まれたIDのメモリ部分(書換え不可)と、ユーザー側で書込み修正ができる領域があります。
RFタグには、TIDメモリ、EPCメモリ(UII)、USERメモリ(ユーザーメモリ)、RESERVEDメモリがあり、それぞれの特徴を説明します。

TIDメモリ:メーカーによってRFタグの製造時に書き込まれる領域のため、読み取りは可能ですが、基本的にユーザーは書き込むことはできません。

EPCメモリ(UII):EPC(GS1で標準化された電子タグに書き込むための識別コード)を格納するデータ領域です。ユーザーが書き換えることができます。USERエリアがないRFタグも多いため、この領域にユーザー独自のコードを書き込んで使用しているのが実情です。

USERメモリ:ユーザーが自由に書き込みできる領域です、有効期限や個体番号など、運用で必要な情報を持たせることが可能です。

RESERVEDメモリ:メモリへのアクセスを制限(タグ読み取り専用や無効化など)するパスワードなどを格納しているデータ領域です。

その記憶容量は様々あり、大容量を特徴としたものも発売されています。
一般的にはメモリ容量の大きい方が価格は高いですが、数量によっても変わるので一概には言えません。

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